跳ねる光

日記

2021/12/7

起床、雨。最近ものすごく寒いですね。毎年冬になるたびにこんなに寒かったっけーと新鮮に驚きます。今年も例に漏れず、朝起きては寒い・リビングに移動してヒーター(遠赤外線のやつです。オレンジ色に光る)をつけては寒い・外に出ては寒い・帰宅しては寒い(そして寒さは永遠に・・・)と、常時寒がっています。寒がることがアイデンティティなのかもしれない。あまり寒くないときもつい「さむー」と口に出してしまいます。無意識に嘘をついていますね。今日は休日でした。起きてコーヒーを淹れて(私は少し猫舌なので60℃ぐらいに冷めるまで洗濯機を回しながら待ち)飲みました。いつも数種類のドリップコーヒーからそのときの気分に合わせて選んだブレンドのものを飲んでいます。今日はマイルドブレンドのものを飲みました。マイルドな気分になりました。いつもはコーヒーをカフェイン摂取のために飲んでいるのですが(カフェインの中でも健康に良さそうという理由でコーヒーを選んでいます。モンスターやレッドブルなどは極力避けて生きていきたいのです)、今日はコーヒーの味をいつもより深く感じられた気がします。フルーティーな風味がしました。気のせいかもしれませんが(この世はすべてのことが気のせいかもしれません)。夕方4時ごろ、大雨の中外出して近所の本屋に行きました。地域の小さな本屋なので、目当ての本は見つかりませんでした。ですが本屋の空気を吸えてよかったです。本屋には独特の空気があり、定期的にその空気に触れないと自分が徐々に窒素していくような感覚になります。定期的のリミットは、3週間以内です。家に帰り、シチューを作って食べました。冬の寒い日はシチューを食べると決めています。私がもし吉良吉影だったら、12月で雨(もしくは雪)の降る寒い夜には、必ずシチューを食べるというルールを自分に課して生きていくと思います。最近良い鍋を買ったので、おいしく具材を煮ることができてとてもうれしいです。夜は、中村佳穂さんのライブを生配信で見ました。音楽を全身に浴びながら身体を会場にあずける姿が感動的で、本当に良いものを見ることができました。彼女の刻むリズムのおかげで、家で一人でも踊ることができるんだと発見しました。彼女の目や声は、まるで虫眼鏡で日光を一点に集めるように周囲の光を集め、吸収して、集めた光をミストとして発散していくようなあたたかさがあると思います。そのミストを浴びた聴衆は、音楽の喜びをかみしめることができます。音楽っていいですね。今日は世界に感謝して眠ります。